ニコニコ動画の問題点

動画共有サービスという形態をとっている以上、「著作権問題」や「違法な動画の投稿」など色々な問題が付きまとってきます。中にはニコニコ動画ならではの問題点もあり、しばしば議論になることも。問題点も含めてニコニコ動画だとは思いますが、利用者がきちんと問題点を理解し、誰もが気持ちよく利用できるニコニコ動画にしていきたいですね。

著作権の問題

ニコニコ動画にアップされているアニメやミュージカル、テレビCM、テレビ番組などは、そのほとんどが著作権者に無断でアップロードされたものです。利用規約では著作権侵害になるファイルのアップロードは禁止されていますが、違反者が後を絶たないのが現状です。権利者から権利を侵害されているとの申立てがあれば、審査し削除することになっています。その他肖像権などの権利侵害もこれに準ずる姿勢を取っています。性的描写を含むアダルトコンテンツは閲覧者の判断で報告できますが、著作権に関しては権利者からの申し立てのみ受け付け、無関係な個人や企業が代理となる申し立てでは削除されません。

対策

連続アニメーション作品の本編や連続ドラマ作品の本編、邦画を含む映画などのアップロードに迅速に対処するため、著作権侵害動画の削除ツールを法人向けに提供しています。削除は「権利を侵害された者」による報告のみ受け付けています。いわば「権利を侵害された者の自助努力」に任せる方法として、一部のコンテンツ製作者がこうした運営の手法をラジオなどで強烈な批判を成したこともありました。2007年10月1日には権利保護を強化する方針を発表、権利者との対話を強化し、権利保護システムや監視体制の強化、利用者への啓発活動に取り組むとしました。2008年3月11日には、ニワンゴがNHKやキー局に対し、著作権侵害をしている既存の放送番組動画を削除し、監視体制を強めて今後再投稿されても直ちに削除するとの宣言を行っています。

動画の削除

ニコニコ動画には時々、性的表現を含む動画がアップロードされることがありますが、ユーザーの通報により削除されることがあります。そのような動画のアップロードはニコニコ動画ならびにSMILEVIDEOの「公序良俗」を理由とした規約に違反しています。そのため、本来は発見次第削除されることとなっているのですが、運営側ではどのような内容のものが「公序良俗の反する」のかについての明確かつ客観的な基準を示しておらず、削除の際、動画投稿者にメールで通知する以外に理由が告知されないため、一般ユーザーは何を理由に削除されたのか分からないのが現状です。特にギャルゲーや萌えアニメ、やおいを取り扱ったコンテンツでの発生が多いです。なお、投稿した動画の紹介に全く無関係のタグを付け「動画に無関係のアニメやドラマ、有名人などの名前を書きくわえて、検索に引っかかりやすくした場合」には「検索妨害」という禁止事項に該当します。その他に、以下のような項目に該当する動画が「違反」として扱われ、通報すれば削除されることがあります。また、競合する動画共有サイト「YouTube」では違反対象としている差別発言やヘイトスピーチなどの「保護対象グループに対する悪意のある表現」の動画は違反とはみなされず、ほとんど容認されています。

違反動画の項目

  • 性的な内容が含まれている
  • 暴力的な内容が含まれている
  • グロテスクな内容が含まれている
  • 残酷な内容が含まれている
  • 法令に違反する内容が含まれている
  • 保有する権利(著作権、商標権など)が侵害されている・・・権利者の企業などによる通報のみ有効。

逮捕・補導

ニコニコ動画では検閲が追い付かず、違法動画投稿、ニコニコ生放送での不適切な配信、コメントでの誹謗中傷が後を絶たず、悪質な例では補導や逮捕にまで至ったこともあります。2008年にはニコニコ動画で犯行予告をしたとして埼玉県警が小学校4年生を補導する事件がありました。2009年には人気ロックバンドの「DIRENGREY」の発売前の曲をニコニコ動画にアップロードし著作権法違反により会社員の男を書類送検しています。他にもガンダム最新作を無断アップロードし逮捕されたり、40作品以上の映画を無断でアップロードして逮捕、人気総合格闘技「UFC」の動画を無断アップロードして逮捕、AKBの曲を無断アップロードして逮捕などの事件が起きています。ニコニコ生放送においても犯行予告した男が逮捕された事件がありました。また、ニコニコ生放送は無法地帯となっており度々常識を越えた行動を取って警察沙汰になるケースや、出会い系化でニコニコ生放送で出会い、未成年者淫行で逮捕される事件も起きています。ニコニコ動画で歌い手として活動している人が、未成年のファンに手を出して逮捕される事件も起きています。ニコニコ生放送で東京ディズニーランドに許可なく無断で動画配信し迷惑行為をしたとしてガジェット通信の記者が出入り禁止になったこともありました。

運営側の問題

著作権問題からも分かる通り、ニコニコ動画運営とドワンゴ会長が著作権に対し甘い考えを持っているためアニメ監督からも著作権法をきちんと学んでほしいと苦言を呈されています。また運営は度々Twitterなどで不適切な発言をし炎上しています。東日本大震災が起きたときには社員が「地震で大けがをして助けてほしい」という様な内容をTwitterで発言したのですが、デマ発言だとわかり不謹慎だと批判が殺到しました。また、ニコニコ動画は不定期にバージョンアップを行っているのですが、バージョンアップする度にユーザーからはシンプルな方がいい、動画プレイヤーを改悪した、ユーザーの要望は聴かないで自己満足ばかりなどという批判が後を絶ちません。ニコニコ静画のリニューアルを行った際には、使いにくい、見づらいなどの理由からリニューアル前に戻してほしいという意見が多く寄せられたのですが、これに対して運営はTwitterにて「ほんとUIの変更を妨げる層は害悪だわ 全員殺して回りたい」などの暴言を吐いて炎上しました。炎上後、一度は謝罪したのですが、今度はGoogle+に場所を移して続きを書いており、炎上が大きくなりました。2007年に公式コンテンツとしてアップロードされた民主党の小沢一郎代表(当時)提供によるメッセージ動画では、運営側によるコメントの検閲が行われ、コメントの全削除、コメントを行ったユーザーへの送信禁止措置やアカウントの剥奪などが運営側によって行われました。誹謗中傷・荒らし行為だけではなく、否定的な発言にもこうした措置が適用されたという声も上がり、ニコニコ動画上や各種掲示板などで運営側への批判が非常に強まりました。

新進気鋭のクリエイターを応援!
ドリームクリエイター

新進気鋭のクリエイターを応援!ドリームクリエイター イメージ